winget upgradeで対象を確認してからwinget upgrade --allを実行すると、更新を検出できたアプリの更新を試みます。バージョン不明の項目やWinGetが識別できないアプリは対象外になる場合があります。

WinGetで更新候補を確認し、選んだアプリを更新して結果を再確認する流れの概念図

WinGetが更新できる範囲

WinGetはWindows Package Managerのコマンドラインクライアントで、対応するWindows 10/11ではApp Installerを通じて提供されます。識別でき、更新版が見つかったパッケージが対象で、すべてのインストール済みアプリを管理するものではありません。Microsoftの概要で対応環境を確認できます。 コマンドが使えない場合は、App Installerがインストールされているか、このWindowsユーザーで初回サインインを済ませたか確認してください。初回サインイン後、WinGetの登録は非同期で行われる場合があります。それでも使えない場合は、Microsoftのインストールとトラブルシューティング案内を参照してください。

対象を確認して選ぶ

winget upgradeで更新候補を確認してからwinget upgrade --allを実行します。パッケージIDとバージョンを見て、延期する更新を選びます。一つだけならIDを指定します。Microsoftによると--allは更新が見つかったアプリの更新を試みます。インストール済みバージョンが不明な項目は通常除外される場合があり、--include-unknownを付けると対象が広がります。

専門家の視点:制限、権限、更新管理

Murugiah SouppayaとKaren ScarfoneによるNIST SP 800-40 Rev.4は、企業の更新管理を特定・優先順位付け・適用・確認の工程として扱います。これは一般的な指針でWinGet固有ではありません。Microsoftのコマンド資料も製品説明であり、独立監査やパッケージ安全性の認証ではありません。通常権限でも一部インストーラーは昇格を求め、拒否すればその更新に失敗します。管理者実行では確認が省かれる場合もあります。信頼できるパッケージを選び、利用者への確認が必要な場合に備えてください。

pinされたパッケージを確認する

winget upgrade --allは既定でWinGetのpinが設定されたパッケージをスキップします。実行前にwinget pin listで現在のpinを確認してください。通常の(non-blocking)pinがあるパッケージを意図して更新する場合は--include-pinnedで含められますが、このオプションはblocking pinを解除しません。pinを外したり強制的に回避したりする前に、そのパッケージを更新してよいか個別に判断してください。Microsoftのupgrade資料とpin資料を参照してください。

実行して結果を確認する

一覧を確認してwinget upgrade --allを実行し、終了後にwinget upgradeでもう一度残件や失敗を確認します。失敗したアプリは提供元の手順を使います。--include-unknownは対象を広げるため、一覧を確認してから判断してください。ポータブルアプリや社内独自ツールには別の更新手順が必要な場合があります。

参考資料