感覚ではなく温度計で確かめる

ダイヤルの設定や冷たく感じることだけでは、食品を置く場所の実温度は分かりません。英国政府の案内は冷蔵、冷凍、解凍を別々に扱っています。冷蔵庫用温度計で実際の温度を時々確認しましょう。ドアポケットは開閉で温度が変わりやすいため、傷みやすい食品は比較的温度が安定した場所に置き、包装の表示にも従います。温度が長時間上がったか分からない食品を味見して安全確認してはいけません。

生の食品を分け、冷気の通り道を保つ

生肉や魚は汁が他の食品に落ちないよう包み、すぐ食べる食品より下段に置きます。調理済みの残りは浅い容器に分けて速やかに冷蔵します。庫内を詰め込み過ぎず、冷気が流れる余地を残してください。冷凍保存する食品には内容と日付を記し、解凍は英国食品基準庁の案内に沿って冷蔵庫で行い、急ぐ場合は調理直前に電子レンジの解凍機能を使い、包装の指示も確認します。生の食材を扱った後は手や作業台を洗い、二次汚染を防ぎます。

冷凍しても腐敗や不適切な扱いは元に戻りません。FSAは冷凍中に活動を止めた細菌が解凍時に再び活動し得ると説明します。調理台に長く放置せず冷蔵庫での解凍を計画し、再冷凍は包装表示と食品の状態に合う現地の指針で判断します。

においや見た目だけで判断しない

見た目やにおいに異常がなくても、病原微生物の有無は分かりません。消費期限や保存表示を確認し、停電や故障後は現地の食品安全案内に従ってください。傷みやすい食品が安全な冷蔵状態を外れた時間を推定できない場合は、味見せず廃棄を選びます。保存日数は食品、包装、調理、地域の基準で異なるため、すべての残り物に同じ数字を当てはめないでください。

地域の温度基準と包装表示

GOV.UKの冷蔵・冷凍案内は英国の消費者向け案内で、すべての食品に共通する保存期間を定めるものではありません。住んでいる地域の最新情報と包装表示を使い、食中毒で重症化しやすい人に提供する食品や大量調理では、一般的な家庭向け助言だけで長期保存を決めないでください。温度計は冷蔵庫の状態を確認する道具で、個々の食品の安全性を証明するものではありません。

ミネソタ大学エクステンションの食品安全教育者Amy JohnstonとAutumn Stollが確認した資料は、庫内で比較的温かい場所(多くは扉付近)に温度計を置き、生肉・鶏肉・魚介類の汁が他の食品へ落ちないよう下段に置くと説明しています。米国資料の目安は40°F(約4.4°C)以下で、英国食品基準庁は0~5°Cを示します。いずれも個々の食品の安全保証や世界共通の法的基準ではありません。

出典・参考資料

How to chill, freeze and defrost food safely | UK Food Standards Agency / Safe food temperatures: Heating and cooling | University of Minnesota Extension (reviewed by Amy Johnston and Autumn Stoll)