ツールを選ぶ前に学習課題を定める

新しさではなく、授業で解決できていない課題に合わせて学習技術を選びます。反復練習と迅速なフィードバックを行う道具と、教材を再確認しやすくする道具では役割が異なります。技術そのものが学習を改善すると仮定せず、活動とフィードバックが目標にどう結び付くか説明してください。

アクセス・費用・運用条件を先に確認する

ライセンスに加え、端末・通信、アクセシビリティ調整、教員研修、技術支援の時間も費用に含めます。利用できない学生向けの代替経路を用意し、学習データの利用目的と保管方法を伝えます。小規模試行では接続障害、使いやすさ、教員負担を確認できますが、それだけで学習成果の向上が示されるわけではありません。

例えば、小テストで重要語句を区別できない課題が見つかったとします。教員は5分の分類課題を用意し、各回答に理由を示すフィードバックを付けます。学生の成果物は、新しい4例を分類し、それぞれの理由を一文で説明した回答です。次の授業では事前基準—4例中3例以上が正しく、理由も概念の違いを示すこと—で確認します。通信上の問題には、同じ例とフィードバックを含むオフライン用ダウンロード資料を用意します。キーボード操作やスクリーンリーダーの互換性に関する問題には、キーボードで操作でき、スクリーンリーダーに対応したテキスト形式を別に用意します。これは実施方法の仮例で、授業成果ではありません。

利用ログと学習成果を分けて評価する

導入前に、どの成果物や説明で進歩を確認するか決めます。ログイン回数や利用時間は使用状況であり、理解の証拠ではありません。基準課題や開始前の成果と比較し、成果物、説明、参加、フィードバック後の修正を見ます。改善がなければ利用時間を増やす前に活動設計と支援条件を見直します。一つの授業での結果が、他分野や異なる授業形式でも再現されるとは限りません。

導入前に振り返る問い

この技術はどの学習課題を解決しますか。学習成果、アクセス障壁、教員負担をそれぞれ何で確認しますか。

資料: WWC: Using Technology to Support Postsecondary Student Learning · Blended Learning: The New Normal and Emerging Technologies