1. 長生きした場合の収入と今使える資金

長寿リスクは、生活費に必要な資産より長く生きるリスクです。終身年金は契約に従い生存中の給付を続けますが、全ての年金が終身払いではありません。SSAの2017年比較分析は期間限定払いと終身払いを区別します。遺族への支払いと物価対応も別の条件です。ここでは米国の民間商品を扱い、日本の公的年金や他国の住宅資産制度と同一視しません。

2. 死亡率による効果と債券利息は異なる

終身給付のプールでは早く亡くなった人の残る資金が、長く生きる加入者への給付を支えます。これがmortality creditsの効果ですが、全契約で未使用保険料が全て遺族に戻るわけではありません。返還・遺族保障の追加で価格や給付額が変わります。給付には元本の返還が含まれる場合があり、「年間給付÷保険料」は投資利回りや債券を上回る確定収益ではありません。SSA資料は構造の説明に用い、過去の見積もりや税額を現在の条件として扱いません。

3. 積立方式と給付方式を分ける

SECの年金案内は据置年金の積立段階について、定額型、固定指数連動型、登録指数連動型(RILA)、変額型を区別します。指数に連動する名称だけで同じ損失制限と判断しません。RILAや変額型は投資損失があり得ます。固定指数連動型の利率下限も解約費用をなくすものではありません。終身給付特約の費用・条件と保険会社の支払能力を確認します。

4. 契約比較の記録欄

NAICの購入案内に沿い、見積もりと重要条件を書面で受け取り、解約・取消費用を確認します。「同じ保険料・見積日・給付開始日/終身か期間限定か/死亡後の給付/定額か増額か/引出・解約可能額と費用/保証値と非保証試算/保険会社」を並べます。未確認はゼロや保証扱いにせず確認待ちにします。物価が上がれば定額給付の購買力は下がり得るため、月額だけでは順位を付けられません。

5. 架空の給付比率を利回りにしない

保険料100,000、月額500だけを仮定すると年間給付6,000、単純給付比率6%です。実際の見積もりでも利息6%でもありません。元本返還、生存期間、遺族給付、費用が不明なら収益率は計算できません。「A:本人終身・死亡後なし/B:遺族給付あり・月額確認待ち」ではAの月額だけで有利と判断できません。契約への質問を準備する例で、個人の購入や資産配分を決めるものではありません。